三谷幸喜「国民の映画」…こんなときだからこそ「笑い」。 [三谷幸喜]
「東北関東大震災において
被災された皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。」
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地震の際には多くの方々に心配の電話、メール、コメントをいただきました。
ありがとうございました。
東京もそれなりの被害が出ましたが、
その後の東北沿岸の被害を知るにつれ、
東京は大したことない方だ、とあのとき少し騒ぎすぎたとも思っています。
とはいえ、
震災後いろいろなことがあって毎日疲れが激しく
会社から帰っても、余震や原発のことが気になり、
テレビをつけっぱなしにして寝ています。
(寝ている間に4回も足がつったりします~痛い痛い(笑)
このブログはネガティブなことは書きたくないので
少しお休みしていましたが、この芝居を見て、ぼちぼち書くことにしました。
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国民の映画
三谷幸喜さんの2011年怒涛の新作発表のうちの1つ
年明けの「ろくでなし啄木」に続いて、
本拠地パルコ劇場で公演されたのが
この作品。
冒頭、三谷さんが登場
今回の震災で犠牲になられた方々へのお見舞いの言葉に続き、
公演を続行させた苦渋の決断の理由を…
「こういう時だからこそ、劇場の灯りを消してはいけないんだ」
http://blog.parco-play.com/
そういえば、
以前舞台「笑の大学」でも椿一が言う
「こういう時代だからこそ、笑いが必要」
みたいな台詞だか、場面があったような気がする。
節電対策もあって、舞台やコンサート、スポーツは
続行か休止かいろいろと議論されていて、結論は様々だが
どの決断も、それはそれで正しいのかもしれません
(セリーグの日程だけはどうも納得がいかないんですけどね(笑))
物語は休憩入れて3時間。
この3時間は震災のことを忘れて芝居に身を委ねてほしいと言われたけど、
実際は余震があったら、セットのあのシャンデリアは大丈夫かとか
心配してしまいました(笑)
三谷さんは最初
コメディではなく、笑いはあるけど、重いシリアスな内容と言っていました。
確かに題材は重いですが、
いまの僕に必要としている
「笑うこと」ができる内容でした…。
ある意味忘れられない舞台になると思います。
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